[StarLogo/fujim2]
[ トップ ]   [ 差分 | バックアップ | リロード ]   [ 一覧 | 単語検索 | 最終更新 | ヘルプ ]

CONTENTS

  • FrontPage
  • StarLogoについて
  • こんな人におすすめ
  • StarLogoのインストール
  • StarLogoの簡単な入門
  • StarLogo TIPS
  • StarLogoのサンプル解説
  • StarLogo関連リンク集
  • OpenStarLogo
  • StarLogoTNG
  • StarLogoNova
  • 実験・研究
  • Petit-Hack
  • 文献
  • ご意見ご感想など
  • このページについて

最新の10件
2019-12-28
  • タートルグラフィックス
2019-01-27
  • FrontPage
  • StarLogo日本語化
  • Petit-Hack
  • このページについて
  • コメント/ご意見ご感想など
  • ご意見ご感想など
  • 文献
  • 実験・研究
  • こんな人におすすめ

タートルグラフィックス

Last-modified: 2019-12-28 (土) 17:14:31 (1183d)

StarLogoの簡単な入門

turtle_basic.png

StarLogoは「Logo」です。Logoという言語は、その基本的な機能として、タートルグラフィックスという特別な環境を提供しています。

ここではLogoと、タートルグラフィックスとはどんなものなのか、ざっとみます。

StarLogoが、Logoであるということは「教育」という観点からも重要な意味をもつと考えられます。


  • タートルグラフィックスの紹介
    • Logo
    • Logoによるタートルグラフィックス
  • Logoシステムの教育的側面について
  • StarLogoを使ってタートルグラフィックスを体験
    • StarLogoを立ち上げる
    • タートルを一匹だけ配置する
    • タートルにコマンドで命令を出す
  • フラッシュムービーを作ってみました

タートルグラフィックスの紹介 †

↑

Logo †

LogoはSeymour Papert(シーモア・パパート)によって考えられた、教育用の言語です。

この、Logoには、心理学が応用されており、子供が数学的指向を発達 させるのを助けるように設計されています。

そのアイディアの中心となるのは、構文や意味論などの言語的なもの よりは、タートルというディスプレイ上に生息する小動物と、その軌跡に よって描かれる図形、という、非言語的な要素です。

もちろん、それを支援するための、言語的な要素も強力なものを持っています。

↑

Logoによるタートルグラフィックス †

StarLogoを使えばすぐに体験できますが、Logoの世界を簡単に紹介します。

このシステムでは、コンピュータのディスプレイ上の2次元空間に、仮想の 存在である「ペンを持ったタートル」(Turtle:亀)が生息していると考えます。

このタートルは、人間が指示するいくつかの命令に対し、忠実に行動します。 その命令の基本的なものは次の様な簡単なものです。

  • タートルよ、N歩前に進みなさい
  • タートルよ、N歩後ろに後退しなさい
  • タートルよ、右にT度回転し、方向を変えなさい
  • タートルよ、左にT度回転し、方向を変えなさい
  • タートルよ、ペンを上げなさい
  • タートルよ、ペンを下げなさい

これらの命令を次々に出すことによって、タートルは画面上を這い回り ます。

このとき、「ペン」を下ろしていると、この移動に対して、「軌跡」 が残ります(もちろん、「ペン」を上げていると残りません)。

この「軌跡」、一種の絵(図形)と見て、様々な図形描画を 「座標を与えるのではなく」亀に命令を与える事で実現してゆく。 それが「タートルグラフィックス」です。

#ref(): File not found: "Starlogo-LogoConcept.PNG" at page "タートルグラフィックス"

↑

Logoシステムの教育的側面について †

子供に画用紙とクレヨンを与え、簡単な描き方を教えると、 たちまち、「描きたい絵」が子供の中に芽生えることが想像できます。

同じように、この命令の出し方を教わった子供は、 はじめ、ひたすらタートルとの対話によって結果として現れる絵を 確認する事からはじめます。

そのうち、「好きな絵を描くように」タートルに命令を出すにはどうし たら良いか、考え、試行錯誤しながら、目的の絵を作り上げるように なります。

この中で、子供の心の中では、先読みやある種の推論のような知的な 活動が行われる必要があります。それは、たとえば、「お家」を描く場合に、 その屋根を描くための三角形の一辺をこのくらいにしないと、画面に 収まらなくなってしまう・・などのことです。

少し慣れたら、何度も出てくる形を描かせる命令列を、まとめて 新しい一つの命令とし、名前をつけ、タートルに教え込む方法を教えます。

その絵を描く場所がきたら、その命令を出せば、短い手間で、目的を 実行できます。

Logoの教育的な側面とは、これら一連のことを子供に行わせることで、「論理的な考え方」や、「検証」についての習慣を身につけさせることが可能となる、というものです。

また、これらは、一般の技術者が何かを開発する場合の手順や、科学者の重要 な仕事である、モデル化の作業のための訓練をも含んでいるようにも見えます。

↑

StarLogoを使ってタートルグラフィックスを体験 †

StarLogoはLogoの拡張と考えられますから、StarLogoのシステムを限定して利用すれ ば、本家のLogoと同じ事ができます。ここでは、タートルを一匹だけ画面上に配置 して、単純な命令をタートルに出してみます。

↑

StarLogoを立ち上げる †

それぞれのプラットフォームで、それぞれのやり方でStarLogoを起動します

↑

タートルを一匹だけ配置する †

Control Centerウィンドウの、Observer Command Centerのテキストエリアで、 次の様に順番にコマンド入力します。

ca
crt 1

はじめの「ca」は「Clear All」の略で、現在存在するタートルを消去し、パッチ のクリア(全て黒にする)を行います。また、次のcrt 1の「crt」は、 「Create Turtle」の略で、「crt 1」で、一匹だけタートルを生成します。

↑

タートルにコマンドで命令を出す †

Control Centerウィンドウの、Turtle Command Centerのテキストエリアで、 タートルの基本的な命令をコマンド入力し、動作を確認してみます。

命令短い名前意味
pendownpdペンを下げる
penuppuペンを上げる
forward xfd x前にx 進む
back xbk x後ろにx後退する
right xrt x右にx度回転して方向を変える
left xlt x左にx度回転して方向を変える

たとえば、長さ10の正方形を描きたい場合には、次の様に入力します

pd
fd 10
rt 90
fd 10
rt 90
fd 10
rt 90
fd 10
rt 90

最後の「rt 90」は特にいりませんが、はじめの方向を向かせて終わっただけです。

#ref(): File not found: "Starlogo-Tutorial-Logo-Square.PNG" at page "タートルグラフィックス"

↑

フラッシュムービーを作ってみました †

#ref(): File not found: "turtle_graphics0.swf" at page "タートルグラフィックス"


Counter: 703, today: 1, yesterday: 0

Link: StarLogoの簡単な入門(1518d)

添付ファイル: fileturtle_basic.png 268件 [詳細]

トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2019-12-28 (土) 17:14:31 (1183d)
Link: StarLogoの簡単な入門(1518d)
Site admin: anonymous

PukiWiki 1.5.0 Copyright © 2001-2006 PukiWiki Developers Team. License is GPL.
Based on "PukiWiki" 1.3 by yu-ji. Powered by PHP 5.6.40. HTML convert time: 0.017 sec.